富士山山開き 例年7月1日

---------------------------------------------------------

新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

---------------------------------------------------------

 

 

さて富士山山開きである。

 

これから二か月、富士の山は山頂目指す人々であふれかえる。
山開きで一番に昇りたい人のお目当ては、その年、初の御来光を仰ぐことである。
富士山登頂にはまず五合目まで行く。
バスも各地から出ていて五合目まで届けてくれる。

私の場合、富士急バスで約2時間40分である。
最終便でも午後3時10分に五合目に着く。
かなり近い。

 

登山客はその後準備を整えて夕刻に昇り始め夜じゅう登って山頂に着いた頃にちょうどご来光を仰ぎ、夜明けとともに下山して五合目に戻るというのが基本コースである。

出発する五合目は4か所あり、つまり登山ルートも四つある。
どのルートを選ぶかで登山時間が違う。
登りが6時間10分から8時間30分までの差があり、下りも3時間から4時間と幅がある。

最も時間がかかるのが御殿場コースで往復12時間半ほどだ。
つまり夕方出発して帰ってくるのは朝である。

 

かつてはゴミの山と揶揄されたが、現在はかなりきれいになってきた。

しかし新たな問題として外国人観光客が増えて、サンダル履き上半身裸など、山をなめきった装備が事故の原因となっている。
なんてまるでベテラン登山家のように言ってはいるが、私は腰痛持ちなので基本山には登らない。

この富士の山開きも仲間が登頂に出発した後は、居残り組と五合目でのんびり酒を飲んで帰りを待っていた次第である。
失礼。