スーパームーン 11月14日(2016年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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太陽と地球と月が一直線に並び、かつ楕円の軌道を描いている月が最も地球に近づいた満月をスーパームーンと呼ぶ。

地球と月の距離が約40万kmから約35万kmと最大で約5万kmの差があるために一年で満月が最も大きく見える夜だ。

また、月が地球に最接近してから一時間以内に満月になるものをエクストリームスーパームーンと呼んで定義している。
2016年は六重八年ぶりの近点で11月14日の夜は天候が良くなかったが、最遠点の満月に比べ、15%大きく、30%明るく見えた。
ただし、月が地球に最接近してから二時間半後に現れた2016年のような場合は該当しないようだ。
ふたつの条件が合うことはなかなか難しく、1950年以降ではわずか五回しかない。
最近のエクストリームスーパームーンは2014年だった。
今回よりもっと月が地球に近づく満月は2034年11月26日まで待たなければならないそうだ。

まぁ、難しいことはともかく、大雑把に言うと一年で最も大きく見える満月をスーパームーン、十数年に一度特別に大きく見える満月がエクストリームスーパームーンである。
ただし出現する季節はバラバラである。
ところがまれにスーパームーンと仲秋の名月が一緒に楽しめる年がある。
それが近年では2015年9月27日の仲秋の名月で、スーパームーンが翌28日の午前十一時五十五分。
最大に見えるスーパームーンは昼間になったため見えなかったが、仲秋の名月はいつもより大きく明るい輝きを見せた。
こんな夜は何か特別なご褒美をもらったような気分である。

10月の満月

10月満月