「暫(しばらく)」像復元記念「泣き相撲」 浅草寺裏 4月28日(2018年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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九代目市川団十郎による歌舞伎の人気演目「暫」。

そこに登場する鎌倉権五郎の像が復元されたことを記念して法要が行われた。

 

合わせてその権五郎は前髪姿の子供姿でセリフも子供言葉を使うということから、権五郎にあやかって元気に育ってほしいという願いを込めて、前年生まれの赤ちゃんをまわし姿の大学の相撲部員が抱いて向かい合い先に元気に泣くのを競う泣き相撲が行われる。

 

行事も呼び出しも本格的だが大相撲と違うところは、皆さん満面の笑顔で事にあたり進行していることである。
本場所でもおなじみの「永谷園」と書かれた小さな懸賞が土俵を回るなどなかなかのどかで楽しい。

実は泣かずに負けるクールな赤ちゃんたちも見どころ。
参加者には勝ち負けに関係なくおみやげに育児祈願のお守り、お札やちまきがもらえる。