競技かるた体験会 細川庭園内 2月4日(2018年)

マンガ「ちはやふる」の人気で盛り上がりを見せている百人一首を使った競技かるたの体験イベント。


東大かるた会の模範演技や袴を着て庭園での記念撮影、百人一首に書かれている和歌を書き写すかな書道体験など。
全日本かるた協会や強豪かるた会のある文京区をアピールするイベントである。

 

子供のころ何度か家族で百人一首かるた取りをやった。
母や姉の楽しそうな笑顔が嬉しくて楽しみだったが、子供心に、なぜ絵の描いてある札を詠み、味気ない文字だけの札を取るのか不思議だった。
逆ならもっと楽しいだろうにと。

 

単なるお遊びだったので、百人一首を覚えるまではいかなかったし、母親が面白がって「股引や、古きのきばに吊るしたる、なおあまりある臭いなりけり」などとギャグをかまして笑っていたので、ギャグの方だけ覚えてしまった。

吉高由里子主演の映画で「婚前特急」というラブコメがあった。
婚活を始めたがうまくいかない主人公が、ライバルや元彼が集まった席で、みんなが小倉百人一首の中で好きな歌を嬉しそうに次々に詠みはじめ、一人だけ何も詠えない主人公が疎外感と劣等感にさいなまれるというシーンがあり、妙に同情してしまった覚えがある。
うーん、まだ遅くない。

 

 百敷きや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり 順徳院

 足曳の山鳥の尾のしだれ尾の長々し夜を独りかも寝む 柿本人麻呂

 千早ぶる神代も聞かず竜田川から紅に水くくるとは 在原業平

 

百人一首かるたの写真

百人一首かるた