ふるさと祭り 東京ドーム 1月17日(2019年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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毎年恒例になった東京ドームに全国の祭りとうまいもんがやってくるイベントである。

 

全国とは言うものの、東日本大震災の復興支援も兼ねてか、東北のお祭りが多い。
伝統ある土俗的な祭りをなにもわざわざ無機質な東京ドームでやらなくても、とも思い、敬遠していたイベントであるが、出不精も手伝い、毎年見に行きそびれているのが東北三大祭りである。

やはりどうしても一度はねぶた祭りを見てみたいという思いは年々募るばかり。
じくじたるものは多少あるものの、意を決し出かけた次第である。

 

東京ドームのグラウンド部分に東北関東の物産展よろしくすごい数の出店が並び、一部に舞台がしつらえてある。
祭りの披露は時間が決まっているため待ち時間に屋台を見て回る。

物産を見て買い求め、地酒や地ビールを飲み、各地のB級グルメもいただく。
アルコールと歩き疲れと満腹でドームの観客席に戻ってひと休み。
やがて東北祭りのお出ましの時間である。

ふるさと祭り東京 2019 東京ドームシティ お祭り広場 青森ねぶた祭

ふるさと祭り東京2019 お祭り広場の青森ねぶた祭

お目当てのねぶた祭りが始まるので観客席から降りて舞台の近くへ。
巨大でカラフルなねぶたの立派なこと! しかしこれは想定内。
ところがそのねぶたの台車のそばでたくさんの方々が飛んで踊っているのは初めて知った。
「跳人(はねと)」というらしい。

ふるさと祭り東京 2019 東京ドームシティ ねぶた祭 跳人

ふるさと祭り東京2019 ねぶた祭の跳人

司会の方が観客にも参加を呼び掛け大勢参加しての跳人は実に賑やかである。
なるほどこれこそ祭りの醍醐味といえる。
参加者の多くが実に楽しそうに慣れた様子で踊っているのは常連さんか? 東京在住の青森の方たちなのだろう。
簡単な動きなのだが勢いがものすごくてオジさんはすぐに疲れてへばってしまったが、本場の跳人の方は飛び上がる高さが我々とはけた違いに高いうえに疲れを知らない。
すごい!

 

ねぶた体験で大満足したが、感心したのは秋田竿燈祭りの妙技だ。

ふるさと祭り東京2019 東京ドームシティ お祭り広場 秋田竿燈祭り

ふるさと祭り東京2019 お祭り広場の秋田竿燈祭り

何メートルもある長い竹竿の両脇に提灯をたくさんぶら下げ竿のバランスを取りながら手から頭、腰へと竿を移動させるのだ。
なんとなく知ってはいたが、実際見るのとは大違い。
これはもうお祭りの勢いだけでできるものではない。
長年訓練してものにした至芸であり曲芸である。

見ている側もねぶたの大騒ぎと違い、息をのんで竿の行方を追う。
緊迫感のあるお祭りである。

2020年は1月10日から19日に行われる。
入場料は平日1600円、週末1800円、夜のみ1300円。

ふるさと祭り東京2019 東京ドームシティ お祭り広場 青森ねぶた祭

ふるさと祭り東京2019 お祭り広場の青森ねぶた祭