初詣

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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正月二度目の初詣は、人出でにぎわう大きめの神社へ行く。

 

東京で一番人気といえば明治神宮、次いで靖国神社だが、考えてみると何とも勇ましく、実はどちらも歴史の浅い神社だが、交通の便の良さと建物の立派さ、境内の広さで参拝客を集めている。
続いての人気は日枝神社神田神社、富岡八幡、浅草神社愛宕神社湯島天神、上野公園内にあるいくつかの神社などだ。

 

ちょっと足を延ばすなら鎌倉の鶴岡八幡宮成田山新勝寺あたりか。

初詣と鎌倉の大仏

初詣と鎌倉の大仏

いずれにいてもすごい人出で、日本人の初詣好きは並々ならぬものがある。

しかし境内にたどり着く前から身動きできないほどの人混みなので、年をとるとなかなかしんどい。
いつしかそういった人気神社にお参りするのは二年に一度三年に一度程度になり、最近はもっぱら家の近所の小さな神社で済ませている。

 

意識して神社に詣でるようになったのはここ十年ほどで、それまではほとんど行かなかった。

手水(ちょうず)の使い方、お参りの二礼二拍手一礼作法など、興味もなかったが、今や完璧! 外国人観光客が私の見よう見まねで参拝しているのを感じるのは快感である。

おみくじを引いてみる。
小吉。
こきちではない。
「しょうきち」である。
なるほど。
小さくて結構。
吉ならば。

 

 初詣で鳥居の影を人出づる 虚子