世田谷ボロ市 12月15日・16日(2019年)
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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
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古着や骨董を売る冬の風物詩、世田谷ボロ市は四百三十年以上の歴史を持つ都の無形民俗文化財である。
12月のボロ市は歳の市の意味合いもあるため、臼や杵、包丁なども販売する露店約七百六十店が並ぶ。
12月と1月の15・16日に行われる。
2017年は江戸時代に代官らが市中を見回る様子を再現した「代官行列」が五年ぶりに行われ賑やかさに花を添えた。
2019年は15日の初日が日曜と重なったこともあり、二両編成の小さな世田谷線はラッシュ時の山手線もかくやと思わせるほどの大混雑である。
一口に露店七百というが実はすごい数である。
商店街のそのまた内側に露店が並ぶため、挟まれた細い歩道は年末のアメ横のようで身動きが難しいほどだ。
名物代官餅は買うのに二時間待ちの大行列である。
ある意味大都会東京の交通僻地のようなところなのだが、どこからこれほどの人がやってきたのか不思議である。
それでも骨董から日用品、手作り小物に古着、おもちゃなど見ているうちにあっという間に時間が過ぎてしまう楽しさがある。
とても全部は見きれないが。