小田原梅まつりと流鏑馬(やぶさめ) 2月10日(2015年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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小田原の梅まつりは曾我別所梅林で行われるイベントで、白梅を中心に三万五千本の梅林は広大で見せる梅林というより産業用である。

 

それもそのはず今から六百年前の北条氏の時代に兵糧として梅の栽培がおこなわれたのが始まりだという。

2月の梅まつり期間中、土日を使って様々なイベントが行われる。
俳句大会、小田原ちょうちん踊り、ういろう売り口上、詩吟に獅子舞、書道パフォーマンスなどだ。

 

御殿場線下曽我駅前では地元物産販売していたので昼のお弁当を買って見物する。

梅は見事なのだがかなり広いのと足元の状態があまり良くなく、けっこう疲れる。
途中お茶を振る舞っているかなり古い民家があり、庭にお邪魔してお茶をごちそうになる。
年配のご主人が庭の木々を説明しておりかなりのこだわりようである。
ご自分でも梅干しを作っておられ、販売しているのは御愛敬。

 

梅を満喫した後は本日のもうひとつのイベントである流鏑馬見物に移動する。

こちらは田圃の中に馬場をしつらえており、かなり見物客が集まっている。
流鏑馬は何度か見ているがいくつかの流派があるらしく、こちらは武田流流鏑馬とのこと。
ただし三つの的に向かって馬を走らせ背負った矢を次々に放って当てて行くのは同じ。三つ見事に命中させると褒美がもらえる。
この日はふたりが命中。
観客から拍手喝采が起きる。

終わっての帰り道、見事命中させた流鏑馬の方がいらっしゃったのでよく見て驚いた。女性である。

小田原梅まつりの流鏑馬の写真

小田原梅まつりの流鏑馬

聞けばほかにも女性流鏑馬士が多いのだという。
こういった和の行事は圧倒的に女性が多いのは確かだが、まさか流鏑馬までとは。

小田原梅まつりの流鏑馬の写真

小田原梅まつりの流鏑馬