神嘗祭(かんなめさい)東京大神宮 10月17日(2019年)

---------------------------------------------------------

新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

--------------------------------------------------------

 

今年の神嘗祭には初めて千代田区の東京大神宮にやってきた。

東京のお伊勢様として親しまれて、若い女性に人気の神社である。
17日は11時より本殿で遙拝が行われる。
参加には事前の申し込みと初穂料として五千円が必要。
その後に催される食事会に参加の場合はほかに五千円がかかる。

神嘗祭は神様に収穫した五穀を奉納するための儀式である。
見ていると、三方に乗せられた米や野菜、伊勢神宮の御良酒である白鷹や魚、果物などが五つ六つ七つと次々に捧げられていく。
さすがに神嘗祭、その数が多い。
宮司祝詞や拝礼の後、四人の巫女による大和舞が奉納された。
境内には熱心な方々が数人、社殿の中に向かって礼拝をしていた。

一方、境内には神嘗祭だと知らない一般参拝客が多い。
東京大神宮をはじめ天皇系の神社はこうした神事を声高に強調しない。
一年で最も大事な神嘗祭であっても同様で、人集めよりも日付を重要視しているようだ。

なにはともあれ今年も無事神嘗祭が執り行われた、それが大事である。

神嘗祭東京大神宮

神嘗祭東京大神宮1

神嘗祭東京大神宮

神嘗祭東京大神宮2