鱧(ハモ)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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夏の食べ物に鰻があるが、同じく穴子や鱧といった長ーい魚はどれも夏が旬でこの時期食べるのが楽しみな魚である。


しかし鰻や穴子江戸前が最高といってなじみも深いが、鱧に関しては東京をはじめ東日本ではあまりなじみがない。
どちらかというと高級京都料理の印象である。
そう思って漁獲量を調べるとやはり圧倒的に関西、四国で、かろうじて千葉銚子港が第四位に入るが量は多くない。
東日本で獲れないのだからなじみがないのは仕方がない。
つまり鱧は東日本と西日本の食文化を分ける重要なキーフィッシュといえる。

私も鱧を初めて食べたのはかなり大人になってからだ。
湯引き、吸い物、天婦羅はどれもおいしい。
東京ではスーパーではまず見ない。
一般の魚屋でもめったに売っていないがたまに見かけると骨切りした60cmもある巨大な鱧が一匹千円くらいで売っていることがあり意外とリーズナブルな魚である。
関西では甘ダレをかけた鱧寿司や鱧すき、土瓶蒸し、鱧キュウ、蒲鉾と食べ方もいろいろあるようで、一匹手にに入れば全部楽しめそうだ。
今度見つけたらぜひチャレンジしなくては。