下谷神社大祭 上野 5月11日・12日・13日(2018年)
---------------------------------------------------------
新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
---------------------------------------------------------
下町で最も早い夏祭りとのうたい込みで、千年の歴史を持つといわれているのが江戸時代まで下谷稲荷神社と呼ばれていた下谷神社の例大祭である。
11日が大祭、12日が連合神輿・各町神輿渡御と里神楽奉納。
13日が本社神輿・連合神輿・各町神輿渡御である。
見どころはすべての神輿が見られる13日だ。
下町の祭らしく百四十店の出店でにぎわう。
拝殿の天井には横山大観による「龍」が描かれているので必見。
寄席発祥の地としてこの地で興行をし一般庶民に落語を広めた。
1998年には寄席二百年を記念して落語協会他からの協力で記念碑が建てられている。
また根岸には正岡子規が三十五歳で死ぬまで住んでおり、多くの句会を催し、子規がこの地で詠んだ句は二千句に上るという。
なかで子規が寄席の発祥の地である下谷神社を詠んだ句が石に刻まれている。
寄席はねて上野の鐘の夜長哉 子規