桜鯛と桜海老
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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
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桜の季節には桜鯛と桜海老が出回る。
名前の由来はどちらもその体色が桜の花の色に似ているからで、特に桜鯛の色はこの時期だけの物。
売り手は鯛の最もうまい時期と言っているが、一年で最もまずい時期と言う論客もいて、実は諸説あるらしい。
それはともかく、この時期にはやはり食べたい。
そう思っていたら、池袋の有名立ち食い寿司屋さんの入口にでかでかと「今が旬!桜鯛、桜海老入荷」の張り紙があった。
何人か店外で並んでいたが、迷わず列に加わり待つこと三十分。
桜鯛の握りの色の美しい事! そして生桜海老の軍艦巻きの香ばしいこと。
小さいくせにぷりぷりで、大変うまい。
年に一度のお楽しみだが、まったくもって大満足である。
仕上げに家に帰って桜の花を塩漬けした桜茶に湯を注ぎ桜湯をいただく。
桜三昧である。