初鰹

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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初鰹が出回り始めた。

 

南の海で育った鰹は、この時期になると太平洋岸を北上したっぷりと栄養を取る。
いわゆる上り鰹である。

 

江戸後期、借金しても食べたいとされた初鰹には高い値がついた。

まだ脂の乗らないさっぱりした身にはタタキがよく合う。
三枚に下ろした身の表面をざっと焼いて、一口大に切り、下ろし生姜と新玉ねぎのスライスとポン酢を合わせたタレをかけて、仕上げにワケギをたっぷりかけていただく。
旬を感じるひとときである。

初鰹のたたきの写真

初鰹のたたき

 

鰹は秋になるとすっかり脂が乗って今度は南下し始める。
これが下り鰹である。

脂が乗っているのでこちらは刺身がうまい。