大嘗宮一般公開 11月21日~12月8日(2019年)
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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
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さて天皇陛下が代替わりされ、今年五月に新元号「令和」となった。
昭和天皇が崩御された際は、日本全国が喪に服したような自粛世界となったが今回はお祭りムードの祝福の中、10月22日に天皇陛下の即位宣言である国の儀式「即位正殿の儀」が皇居・宮殿で行われた。
その後11月11日に即位パレードが行われ、沿道には約十二万の人々が集まり新天皇皇后両陛下を祝福した。
これら一連の儀式は天皇一代に一度のみ行われる儀式で、五穀の豊穣を祝うのは新嘗祭と呼ばれるがこの即位継承と重なる儀式のみ特別に大嘗祭と呼ばれるようである。
その大嘗祭が行われる大嘗宮は、皇居内にこの儀式を行うためだけに十億円かけて建てられた。
儀式後取り壊されるがその前に一般公開されることになり22日、出かけてみた。
大嘗宮は想像よりもシンプルで素朴なつくりである。
鳥居の樹木が皮つきのまま使われているのは初めて見た。
装飾も最低限で木材はみな生地そのままを生かして建てられている。
一般公開は12月8日までで、11月30日からは例年一般公開されている乾通りの紅葉とともに両方の見学ができる。