皇居乾通り一般公開 12月5日(2018年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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皇居の乾通りは秋の紅葉と春の桜並木が一般公開される。

皇居の紅葉

皇居の紅葉

例年一般国民が堂々と皇居内に入れるのはこの年二回である。

持ち物検査と身体検査を通って通りを進むと、まず気になるのは宮殿がちらりと見えることである。
「ほッほう、あれが宮殿であるか」と急いで記念撮影する方が多い。
なぜかというと歩みを止めてはいけないルールなのだ。
宮内庁職員やものすごい数の警官に怒られそうな気がするのである。

 

特に皇居の紅葉が特別素晴らしいとか、立派であるとかいうことはない。
もちろん専門家から見れば素晴らしい樹木ばかりなのだろうが、我々凡人には派手さでいえば、ちと物足りない。

小石川後楽園や旧古川庭園の息をのむような絢爛たる美しさではない。
それでもなぜ乾通りの一般公開に人は集まるのか。
それはやはり普段見ることのできない皇居内に入ることで、皇室の方々の生活をちらりとでも感じたいからだ。

皇居の紅葉

皇居の紅葉

 地下鉄竹橋駅方面への出口近くにお休み処として東屋風のお店がある。
ここではカレンダーや湯のみ、扇などの皇室グッズが売られており、なかなかの人気である。

そういえば英国王室の宮殿のそばにも王室グッズを売っている店がたくさんあった。
カップアンドソーサーやペナント、ブロマイドなどなかなか種類も多い。
日本と英国の比較は単純ではないものの、海外からやってくる観光客のためにももう少し皇室ショップを増やしてもいいのではないかと思うのだが、いかが?