根津神社例大祭 9月22日(2019年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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東京下町で近年大人気の地区、谷根千(やねせん・谷中、根津、千駄木)に三百年以上続く祭が根津神社例大祭である。

去年は四年に一度の本祭で神幸祭も行われた。
今年は陰祭だが、大神輿や町会神輿が根津、千駄木、向丘、白山地区を練り歩く。

 

東京や江戸の名を冠して三大祭と呼ばれる祭は多い。
本祭も山王祭神田祭と並んで天下祭りであり、江戸三大祭と呼んでいる。
どうも山王祭神田祭は動かないようだが、三つ目の祭りは三社祭深川祭りとの熾烈な争いが繰り広げられているようである。
であるから、どちらの地元も「自分のところの祭りが一番だ」と気合が入る。

 

祭は21日と22日の二日間行われるのだが、今回の私のお目当ては22日の「三座舞」または三座ノ舞と呼ばれる物語性の強い舞で、神楽舞とも、里神楽とも違い、古能ともいえるものである。
文京区指定無形文化財

 

根津神社のもうひとつの見どころは豪華な社殿。
本殿並びに拝殿や楼門などが国も重要文化財である。

 

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根津神社秋の例大祭