雑司ヶ谷鬼子母神 御会式(おえしき)10月16~18日(2015年) 

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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珍しい夜祭である。

日蓮の命日に万灯(まんどう)と呼ばれる独特な形をした白い紙で作られた枝垂れ桜を模した高さ約3メートルの飾りを引きながら日蓮宗独特の団扇太鼓を打ち鳴らし、地元万灯談社二十五談社が練り歩く。

 

毎年10月17日午後七時半から町内を練り歩き、午後八時頃鬼子母神に集結。
18日は池袋に集まった二十五談社が今度は同時刻池袋発で鬼子母神へ向かい、途中地方の十談社ほどが合流して鬼子母神に戻りお参りする。

ゆっくりと進み、境内に向かう細い参道は大渋滞するため、最後の談社が到着するのは深夜になることもあるという。

 

2015年10月18日は行事の途中、雑司ヶ谷の飲食店から出火したため辺りは騒然とし、練り歩きの一部が中止になったが、秋の夜の幻想的にして賑やかで不思議な光景である。

 

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鬼子母神お会式