猫の日 豪徳寺 2月22日

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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2月22日は猫の日である。

 

理由は口に出して言うとかなり恥ずかしい「にゃんにゃんにゃん」の語呂合わせである。

それはともかく、猫の日にどこへ行くのがふさわしいか思い立ったのが豪徳寺である。

豪徳寺の写真

豪徳寺
豪徳寺の参道の写真
豪徳寺の山門の写真
豪徳寺の参道と山門

曹洞宗の禅寺である豪徳寺は招き猫発祥の地として知られる(諸説あり)。

由来は当地が彦根藩の所領とされていたころまでさかのぼる。
二代目領主・井伊直孝が鷹狩りの途中、寺で飼っていた猫が門前で手招きしている。
猫に導かれて寺に入ると、それまでいた直孝のいた場所に落雷が落ちて難を逃れた故事により以来、招福猫の寺として知られるようになったという。

 

境内には大量の願い事を託した招き猫の人形が並べられ、絵馬ならぬ絵猫? も吊るされているという、まさに猫好きにはたまらないお寺で、やはり圧倒的に女性の参拝客が多い。

豪徳寺の絵猫札の写真

豪徳寺の絵猫札

豪徳寺の大量の招き猫の写真

豪徳寺の大量の招き猫
豪徳寺の招き猫の写真
豪徳寺の招き猫の写真
豪徳寺の招き猫の写真
豪徳寺の招き猫
豪徳寺の招き猫の写真
豪徳寺の招き猫



寺にある三重塔には外に向かって十二支の木彫りが施されているが、丑(うし)と猪(いのしし)の間にある子(ね)には十二支にいるはずのない猫がネズミと一緒に描かれているのでお見逃しなく。

豪徳寺三重塔の写真

豪徳寺三重塔

豪徳寺三重塔の猫の写真

豪徳寺三重塔の猫


そうそう、一般に見る招き猫が招いているのは左手だが、豪徳寺の招き猫が招いているのは右手である。

 

豪徳寺の招き猫が右手で招いている写真

豪徳寺の招き猫が招いている手は右手

 

ちなみに豪徳寺という名は先の井伊直孝法名に豪徳の文字が見え、そこからとられたという。
そうした縁で現在も彦根市とはつながりがあるようで、彦根市ゆるキャラひこにゃん」の写真が飾られている。

もっとも、私が豪徳寺という名を初めて意識したのは少女マンガの「Let's豪徳寺!」によってであるが…。  

 

もうひとつ猫の記念日でいうと9月29日が「来る、福」の語呂合わせで招き猫の日だそうである。
福が来るのは猫だけに限らない気もするがそこはあまり突っ込まないように。

猫の日、招き猫の日ともに豪徳寺で何か法要があるとかイベントが催されるといったことはないようである、念のため。