脚折(すねおり)雨乞 雷電の池(埼玉県鶴ヶ島市) 8月7日(2016年)

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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四年に一度オリンピックの年に合わせて行われる雨乞いの奇祭。

 

七十本の孟宗竹を骨組みに、六百七十束の麦藁で肉付けし、長さ36メートル重さ三トンという竜神「龍蛇(りゅうだ)」が白髭神社で口から御神水を注がれて魂が入魂されると300人の担ぎ手により出発して太鼓と法螺貝が鳴り響く中、町を練り歩き、2km離れた雷電池(かんだちがいけ)に入り池の中で勇壮に暴れて雨を呼ぶというもの。

二百五十人の地元住民でわずか一日半しかかけていないとは思えない荒々しくも素朴で迫力のある竜神を作り上げた。
住民たちは雷電池に板倉雷電神社の御神水を注ぎ、祈りを捧げる。
国選択無形民俗文化財で、第十七回ふるさとイベント大賞の最高賞を受賞した。