田子神楽・ナニャドヤラ 神楽坂 8月6日(2017年)

 

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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青森の芸能である田子神楽や珍しい踊りナニャドヤラを青森からやってきた女子高生などが披露する。

当日初めて見るナニャドヤラを楽しみに出かけた。

田子神楽とナニャドラヤの写真

田子神楽とナニャドラヤ

 

学校の郷土芸能を学ぶ学生さんたちなのか、先生らしき方に促されて踊り始めた浴衣姿の高校生たち。

田子神楽とナニャドラヤの写真

田子神楽とナニャドラヤの写真

田子神楽とナニャドラヤの写真


反り返るような独特のしぐさがあり感心していたら、暑さのせいか女子高生数人がダウンしてリタイア。
抱えられて救護室へ。

東京には郷土の芸能や物産などを伝えるために日本全国からこうした学生さんや関係者がボランティアでやってくる。

夏休みともなれば全国どこでも飛び回る。
楽しみでもあるだろうが無理はいけない。
どうも、学生や六十歳以上の老人はタダで使えると思っている最近の風潮はどこかなじめない。

 

2020年の東京オリンピックパラリンピックでは八万人のボランティアを募集していた。

湯水のごとく税金を使って大会を開き、足りない分はボランティアで補う。
しかし実行委は給与や報酬も得て、利益はしっかり確保、というのでは納得できない。

誰も儲かっていないならいいが、儲かっている企業や人々がいる以上、ボランティアは有償であるべきである。

新国立競技場の予算が一千億円も簡単に増えるドンブリ勘定のイベントだ。
八万人のボランティアに一か月分を最低賃金で払っても二百億円程度である。
人の善意を利用してはいけない。
こういう人民操作的なやり方はどこかファッショにつながる気がして心配である。

ナニャドヤラを観てこんなことを考えてしまった。

 

田子神楽とナニャドラヤの写真