茶の木

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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お茶の木はその名も茶の木。

 

ツバキ科の植物で煎茶も玉露も番茶もほうじ茶も茎茶も深蒸し茶もかぶせ茶(抹茶に挽く前の葉)もすべてこの同じ木から生産される。
もっと言うと、ウーロン茶も鉄観音茶もプーアール茶も、はたまた紅茶ですらこの同じ茶の木から生産されるという唯一無二の存在なのである。

違いは土壌と日照条件、温度、製造過程でしかないのである。
私はこのことを知って唖然としたのを覚えている。

♪はぁ~、ちゃっきりちゃっきりちゃっきりな~。

と思わず歌も出る。

 

茶の木は中国原産である。
日本には栄西禅師が茶道とともに日本へ持ち込んだ。
以来禅寺で茶の木の栽培と茶道が根付き、茶道の発展とともに全国に広まった。

茶道で飲まれるのが抹茶だが、上級者は自分でかぶせ茶を臼で挽いて粉にして茶を点てる。
コーヒー好きが豆を買ってきてコーヒーミルで挽いて飲むのと同じである。

 

せっかくの新茶シーズンなので、自分なりの催しとして新茶の飲み比べをしてみる。

玉露、煎茶、茎茶、粉茶、かぶせ茶、深蒸し茶、番茶を用意。
煎茶セットで少量ずついただく。

香り豊かで繊細な味が楽しいが、どうも想像していた味ではない。
結論から言うと、お茶のせいではなく淹れ方。
茶の分量、お湯の温度、蒸らす時間、どれもがだめな気がする。
やはりちゃんと習ったほうがいい。

で、やけになってたっぷりあるお茶を使ったお茶漬け大会に早変わり。
う~ん、う、うまい!

いい年をして、今だ食い気から抜けきらぬ。
実はそんな自分が少し好き。