六義園の枝垂れ桜
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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
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世の中ソメイヨシノばかりではないか、と花見の項で書いた。
見渡す限りのソメイヨシノであるために、違った桜を見たいと思うのもこれまた日本人の心情である。
そうした心理も手伝ってか六義園の枝垂れ桜はこの時期大変な人気になる。
ライトアップされていることもあり、たくさんの添え木に支えられた見事な老巨木一本のために人は入場料を払う。
こうした神木は、かつての大名庭園や寺社に多く、わざわざ出かけて行き、並んで入場料を払ってまで見る桜である。
浜離宮恩賜公園の桜も同様。
ちなみに桜の種類は多く三百とも六百ともいわれるが日本で見られる桜の八割がソメイヨシノ。
他にもソメイヨシノの原種である彼岸桜と大島桜、山桜、沖縄で桜といえば寒緋桜、枝垂れ桜は江戸彼岸桜系統が多い。