初不動大祭・だるま市(高幡不動尊金剛寺) 1月28日
---------------------------------------------------------
新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。
本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。
--------------------------------------------------------
本尊は大日如来だが、お不動さんが有名で成田山新勝寺と並び関東三大不動のひとつ。
毎年二百万人が訪れるという日野市の高幡不動尊では毎月28日にお不動さんの縁日が開かれているが、1月は最も重要な初不動の大祭である。
駅前からすぐに仲見世が並び、目的地のお不動様まで一直線という、まさにお不動様のために作られた駅を出て広い境内に足を踏み入れると、百軒もの屋台が連なる。
そこで、今回のお目当てである名物のだるま市も開かれる。
だるま市では三百円から二、三万円もする大だるままで並び、2月の節分には豆まきとともに開かれる。
あちこち見て回ると、だるま以外にも節分用の鰯や、神棚飾り、盆栽なども売っている。
寒椿や南天などに混ざって正月草とも言われている福寿草が売られていた。
名前はよく聞くが実物をじっくり見るのは実は初めてである。
干支の張り子の戌の人形と小さなだるま三つとともに思わず買い求めた。
特にお願い事があるわけでもないが、だるまをだるま市で買うということに意義がある、と勝手に自分を納得させる。
でもどこに飾ろう?
まぁ、私のことはともかく、時はまさに受験シーズン。
受験生にとっては志望校合格の満願叶ってぱっちりとだるまの目を開かせたいところである。
高幡不動尊のもうひとつの名物が日野出身であり菩提寺(高幡不動尊の末寺)にもなっている新撰組の土方歳三(ひじかたとしぞう)である。
こうした縁から土方歳三の像や碑もある。
5月の第2日曜には新撰組祭も開かれる、新撰組ファン土方歳三ファンの聖地である。
大風の森ゆるがせり達磨市 秋桜子