二十日正月 鏡餅開き・具足餅開き 1月20日

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新型コロナウイルスによる感染拡大によりほとんどの祭やイベントが中止になり、緊急事態宣言解除後も密を避けるために、また準備不足などで秋までは中止の続く日々が続きそうです。

本ブログも一時中止していましたが、過去の祭やイベントを掲載することで気分だけでも東京の江戸情緒や楽しさを味わっていただけたらと思います。

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お供えしたお餅はいつ食べるのか。

人日の1月7日か、小正月の15日か?
はたまた二十日正月といわれる1月20日か。

この二十日正月には鏡餅開き、具足餅開きという風習があるという。

お供えする丸い重ね餅のことをわれわれは鏡餅と呼んでいるが、そういえば鏡餅ってどういう意味?
具足餅開きとは?

と思って調べたら、
武家で鎧に備えた餅や鏡台に供えた餅を雑煮などにして食べる。「刃柄(はづか)」「初顔」という。この語呂合わせから一月二十日になったようだ。これが町人にも広まった。関東では11日に行う。』
という説明文が見つかった。

また、武家の習わしから、硬くなった餅は切腹を連想させるために刃物では切らず、木槌で割るという習慣になったという。

 

そうか。
鎧兜や刀に餅をお供えする風習というのがあるのか。
二十一世紀の武士を目指している身としてはこれに倣うのがよかろうと、十歳のころからから知ってたような顔をして、遅まきながら洋風の鏡台と、鎧兜はないので居合刀ににわかにお供えしてから、餅を煮て善哉にして食べることにした。

鏡開きの汁粉

鏡開きの汁粉

というわけで隠居侍を自認する私の家では鏡開きは1月20日に決めた……かというとそうではない。

甘党でもある私は1月7日、15日、20日と三回食べることに決めたのである。

具足開き・鏡開き
具足開き・鏡開き
具足開き・鏡開き


いやあ、めでたい、めでたい。

 

 伊勢海老の鏡開きや具足櫃(ぐそくびつ) 許六